- 鑪(たたら)・鈩(たたら)
たたら製鉄を行う工場(高殿:たかどの)、または、たた ら製鉄を操業する区域
- たたら製鉄
原料の砂鉄・鉄鉱石を鞴(ふいご)で風を送り、木炭の燃焼によって還元(製錬)し、鉄や鋼などを得る製鉄法
- 金屋子神(かなやごしん)
製鉄・鍛冶・鋳物などを業とする人々が、祀る神 - 玉鋼(たまはがね)
砂鉄を原料とし、たたら製鉄により造られる鋼で、通称名 - 印賀鋼(いんがはがね、いんがこう)
玉鋼の商品名、日南町の山ノ上地域で造られていた玉鋼 - 鉄
数多い金属元素のうちで最も多く用いられている元素 - 鋼(はがね)
鉄に炭素が重量比で0.04~2.1%(工業上)混ざった合金で焼きが入るため、刃物の材料などになる。 - 銑鉄(せんてつ)
鉄に炭素が重量比2.1%~6.7%(工業上)あり、硬くて脆く鍛錬で きないため、鋳物の材料となる。 - 銑(ずく)
銑鉄のこと - 和鉄・和鐵(わてつ)
たたら製鉄で造られた鉄 - 和鋼(わこう)
たたら製鉄で造られた鋼 - 和銑(わずく)
たたら製鉄で造られた銑鉄 - けら(けら)
たたら製鉄で造られた鉄・鋼・銑鉄の塊(かたまり) - 砂鉄(さてつ)
たたら製鉄の原料。種類によって真砂砂鉄(まささてつ)、赤目さて つ(あこめさてつ)に分けられる。 - 炉(ろ)
たたら製鉄で使用される製鉄炉。主に粘土・真砂土(まさつち)造られるが、角炉・丸炉は耐火煉瓦(内部)で造られた。 - 小鉄・粉鉄(こがね)
砂鉄のこと - 木炭(もくたん)
木の炭 - 村下(むらげ):たたら製鉄の技師長
たたら製鉄の技師長 - カナクソ
製鉄・精錬時にでる不純物。鉄滓(てっさい)、ノロともいう。
【たたら用語集】 : 日南町たたら研究会代表 山本 裕二 氏のご協力により構成されています。